ここ数年、多くの企業にとって厳しい状況が続いていますが、私たちSisense社も例外ではありません。新型コロナウィルスの世界的な大流行とそれに伴う社会的、経済的、政治的な混乱の中、あらゆる場所にアナリティクスを導入するというビジョンを実現するため、Sisense社は多大な努力を払って前進し続けてきました。
最新のGartner Magic Quadrant(以下、ガートナー社マジック・クアドラント)のアナリティクス・BIプラットフォーム部門で、当社が「ビジョナリー」に位置づけられたことは、非常に喜ばしいことです。
ガートナー社マジック・クアドラントとは、「成長が著しくプロバイダーの差別化が明確な市場において、テクノロジー・プロバイダーの競争上の位置づけを4つのグループで図式化したもの」です。各レポートにはマジック・クアドラントのグラフィックスが付属されており、2次元マトリックスで市場を描き、横軸「ビジョンの完全性」と縦軸「実行能力」に基づいてベンダーを評価します。
なぜSisenseがこれほどまでに評価されたのか、いくつかの理由を説明します。
まず、昨年、製品名を「Sisense Fusion」に変更しました。これは、お客様の製品や従業員向けアプリ、ワークフローにアナリティクスを深く組み込むことに焦点を当てたもので、データサイエンティストやエンジニアだけでなく、誰もが迅速かつ簡単にデータから得られる気づきにアクセスし、仕事のやり方を改善できるようにすることを目的としています。
私たちはただ夢を語るだけではありません。ビジョンを実現するための具体的なソリューションを日々提供してきました。
例えば、昨年の夏には、ビジネス・ワークフロー、アプリケーション、社外製品(OEM)にアナリティクスを組み込むだけでなく、データとデータから得られる気づきを浸透させるための革新的な新しいソリューション「Sisense Extense Framework」を発表しました。このソリューションは、企業が自社製品や従業員が日常的に使用するアプリケーションに、単なるチャートやダッシュボードではなく、AIを活用したネイティブな分析体験を直接埋め込むことを可能にするアーキテクチャです。さらに、Slack、Salesforce、Google Sheets、Google Slidesなどの一般的なビジネス生産性ツールにアナリティクス結果を埋め込むノーコード統合も発表しました。
昨年の後半には、「Sisense Fusion Analytics」のノートブックスタイルのコード環境で、データアナリストが構造化クエリー言語(SQL)やPythonを使って高度な分析を行い、結果をビジネスユーザーと共有できるようにする 「Sisense Notebooks」を発表しました。インタラクティブな可視化や自然言語クエリ(NLQ)など分析機能をアプリケーションに組み込み、最適な意思決定ができるようなマイクロサービス型アーキテクチャの構築も進めてきました。
これらすべてが、Sisense の「実行能力」と「ビジョンの完全性」に間違いなく寄与していると信じています。
引き続きこのビジョンに向かってビジネスを拡大していきます。すべてのビジネスが、従業員と顧客のためにBIと分析を自社製品に統合することの重要性を認識していると考えるからです。しかし、分析ソリューション分野で成功を収めている企業は、全体の30%にも満たないという調査結果があります。これは、ほとんどの企業が、組み込みダッシュボードやセルフサービスBIといった10年前のモデルに依存したデータと分析への限定的なアプローチにとどまっているためだと考えられます。
Sisenseは、これらのモデル(単なるダッシュボードという概念)を超えて、データに基づいた製品やデータに関連した意思決定というビジョンを実現するために、AI主導の分析クラウドプラットフォームを提供し、常に正しい場所と正しいタイミングでインテリジェンスを提供していきます。
この私たちのビジョンこそが、今回のガートナーのマジック・クアドラントで「ビジョナリー」に位置づけられた理由だと考えています。
2022年Gartner® Magic Quadrant™の「アナリティクス・BIプラットフォーム部門」で「ビジョナリー」グループに位置付けられました。
「Sisense Fusion」は、ダッシュボードを超えて、あらゆる場所にアナリティクスを埋め込みます。
※本記事は、「Sisense a Visionary in the 2022 Gartner® Magic Quadrant™ for Analytics and BI Platforms」「2022 Gartner® Magic Quadrant™ for Analytics and Business Intelligence Platforms」を翻訳・加筆修正したものです。